第6回 ロボットによる
山岳遭難救助コンテスト 2023
Alpine Rescue Contest

本コンテストの目的は、災害対応分野における、ロボットの製品化に向けた研究・開発を加速することです。 また、本コンテストの各課題を達成したロボットが全国に配備されることにより、1つでも救える命が増えることを期待しています。

2016年から開始した本コンテストにおいて、3つの課題「発見」、「駆付」、「救助」のうち「発見」、「駆付」に関しては、回を重ねるごとに夜間であっても、遠距離であっても達成の確立、精度が向上してきました。 また「救助」に関しても、達成までは至りませんでしたが、実現の可能性が見えてきました。 そこで、今年のコンテストでは、2022年同様に、まだ達成されていない「救助」を継続して実施するとともに、「発見」、「駆付」に関しては、「より安全に、より短い時間で、より正確に」を目指して、リモートから課題に挑戦する形式とします。

本課題の達成には、ロボットをリモートで操作する以外にも、遠隔でのデータ取り扱いや、天候に左右されないロボットの管理等のイノベーションの要素が必要となります。

結果

コンテストは無事終了しました。
ご参加いただきありがとうございました。

チームリスト

No. チーム名 ホームページ チーム紹介
1 次世代航空研究会 リンク PDF
2 Team ArduPilot JAPAN リンク
3 東京大学生物機械工学研究室 リンク
4 慶應義塾大学 武田研究室 リンク
5 株式会社 AirKamuy リンク
6 チーム「Drone View」 リンク 各チーム紹介 PDF
  • Mission1 発見

    10月7日
    該当チームなし
    10月8日
    該当チームなし
    10月9日
    該当チームなし
  • Mission2 駆付

    10月7日
    該当チームなし
    10月8日
    該当チームなし
    10月9日
    該当チームなし
  • Mission3 救助

    10月7日
    該当チームなし
    10月8日
    該当チームなし
    10月9日
    該当チームなし

コンテスト実施報告書

チーム向け資料

コンテスト参加チームに配布しましたコンテストの案内資料です。
次回のコンテスト参加をご検討される方はぜひご確認ください。

コンテスト参加について

●参加資格

・個人または組織
・コンテストの参加において必要となる申請等手続きが可能であること。
・代表およびチームメンバーに反社会的勢力に属する者が含まれていないこと。

●参加申込み方法

企画書提出期間中に企画書をメールにて提出してください。

企画書提出期間:2023年6月1日(木)~2023年6月30日(金) 13:00
提出先:inquiry@innovation-challenge.jp

シナリオ

帯広氏は友人とある秋の日に山菜採りに行っていた。
初めて入る山であったが友人の案内もあるため軽装で入山した。
足場が悪く地面を見ながら歩いていたところ友人とはぐれていることに気が付いた。

夕方になり友人から山中で帯広氏とはぐれてしまったと救援の連絡があった。
はぐれた地点が不明であったため、場所は伝えられなかった。
帯広氏は軽装で入山したため水も食料も十分に持っていない。
ヘリコプターは夜間のため捜索に向かえない。
救助隊はすぐに日没となるため入山できずに翌朝に備えている。

そこで救助隊は、ロボットを利用した救助を試みることにした。
翌朝の救助のこともあるため、まずは帯広氏の位置を把握することを試みる。
位置を把握できた場合は、救助ロボットを送り込み救出を試みる。
骨折等のためロボットで連れて帰ってくることができない状態も考えられるため、その場合には無線機、水、食料や毛布等の物資を置いてくる。
時間との勝負です。いち早く遭難者を発見し安全に連れて帰ってくることが必要です。さあ、ロボットの出発です。

スケジュール

  • 企画書提出期間:2023年6月1日(木)~2023年6月30日(金) 13:00
  • コンテスト準備日・前夜祭:2023年10月6日(金)
  • コンテスト実施日:2023年10月7日(土)~2023年10月9日(月・祝日)
  • 表彰式:2023年10月10日(火)

競技会場

競技エリア:北海道河東郡上士幌町の町有林
リモート会場:北海道河東郡上士幌町の「上士幌イノベーションサイト」

課題

  • Mission1 発見

    山中に設置されたマネキンを発見し、位置情報と写真を取得する

    賞金
    300万円
    達成チームで分配
  • Mission2 駆付

    競技時間内に捜索エリア内のマネキンへレスキューキットを届ける

    賞金
    200万円
    達成チームで分配
  • Mission3 救助

    マネキンを救助し指定の場所まで搬送する。

    賞金
    2000万円
    達成チームで分配

参加チームの選考について

参加チームは、課題達成に向けた企画書を提出してください。
企画書の内容に技術面や安全面等で課題がある場合には、参加を認めない場合があります。企画書の内容は、審査にのみ使用し外部には公開しません。

FAQ

  • 課題について
  • 競技全般
  • その他
「救助」のマネキンの近くまでロボットが近づいて、そこからはチームメンバーがマネキンをロボットに乗せてもいいでしょうか?
いいえ。マネキンをロボットに乗せる行動もロボットが自立して行わなければなりません。
また、準備時間以外にチームメンバーが競技エリアに立ち入ることは失格となります。
「救助」のマネキンを紐で引っ張ってロボットに乗せてもいいでしょうか?
はい。課題達成には、マネキンが受ける衝撃値等が達成基準を満たす必要があります。
「救助」において、 競技エリア内に無人の無線中継局を設置することは可能でしょうか。
競技開始時間以降、ロボットが運んで設置することが可能です。競技開始時間以降であっても人は競技エリアに入ることができません。また、設置物は競技当日中に撤去できるものとします。 企画書にはそれらの情報をご記載ください。
-------- 以下、2023年7月28日追加 --------
「発見」と「駆付」のマネキンの特徴について詳しく教えてください。
全てのマネキンは体温を持ち、30メートル離れても聞こえる程度の音声を出します。また、マネキンによっては手を振る機能を持ちます。
「救助」の衝撃値の測定方法と判定方法を詳しく教えてください。
以下の通りです。
・測定方法:加速度は5msでサンプリングし、0.5秒間の実効値で評価します。
・判定方法:搬送中にマネキンが受ける衝撃は3G未満であること(※重力方向含めてxyz方向の測定値が単純に3G未満であること)
・計測器本体の型番:グラフテック GL-100WL
・加速度センサの型番:グラフテック GS-3AT
「救助」で他のチームのロボットと接触する可能性がありますか?
JIC2023は複数のチームが課題3に挑戦するため、マネキンを複数用意し別々の場所に設置することを検討しています。
課題3の開始時間は同じですが、異なるスタート地点から課題3にチャレンジして頂くことを検討しています。

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