第8回 ロボットによる
山岳遭難救助コンテスト 2025
Alpine Rescue Contest

本コンテストの目的は、災害対応分野における、ロボットの製品化に向けた研究・開発を加速することです。 また、本コンテストの各課題を達成したロボットが全国に配備されることにより、1つでも救える命が増えることを期待しています。

2016年から開始した本コンテストにおいて、3つの課題「発見」、「駆付」、「救助」のうち「発見」、「駆付」に関しては、回を重ねるごとに達成の確立、精度が向上してきました。 昼だけでなく、夜間や数キロ先の捜索エリアであっても、遭難者を見つけることができています。 2024年には、ロボットの設置場所から5キロ以上離れたリモート会場から実施しましたが、「発見」、「駆付」を安定して達成するチームが出ました。 また、「救助」に関しても、達成までは至りませんでしたが、実現の可能性が見えてきました。そこで、今年のコンテストでは、まだ達成されていない「救助」を継続して実施するとともに、「発見」、「駆付」に関しては、「より安全に、より短い時間で、より正確に」を目指して、要救助者がいる上士幌の町有林から900kmも離れた東京都内のリモート会場から課題に挑戦する形式とします。

本課題の達成には、ロボットをリモートで操作する以外にも、遠隔でのデータ取り扱いや、天候に左右されないロボットの管理等に関するイノベーションが必要となります。

見学会のお知らせ

このたび、最先端ロボット技術を用いた山岳遭難救助コンテスト「Japan Innovation Challenge 2025 」(以下 JIC2025 )が北海道上士幌町で開催されるにあたり、下記のとおり見学会を企画いたしました。救助ドローンや無人ロボットの遠隔運用を間近で体感できる貴重な機会です。ぜひご参加ください。

●開催概要

  • ● 日時・内容:

    ① 10/18(土)10:30–12:30 @ 上士幌町(課題 「救助」)
    課題3のチャレンジを、上士幌町の現地(町有林)で見学できます。課題の開始後、ロボットは山に遭難者を救助に向かうので、目視することができなくなる可能性があります。現地で運営スタッフよりコンテストの説明やこれまでの実績を説明します。

    ② 10/18(土)17:00–19:00 @ 上士幌町(課題 「発見」)
    課題1のチャレンジを、上士幌町の現地(町有林)で見学できます。課題の開始後、すぐにロボットは山に遭難者を捜索に向かうので、目視することができなくなります。現地で運営スタッフよりコンテストの説明やこれまでの実績を説明します。

    ③ 10/19(日)17:30–19:30 @ 東京リモート会場(課題 「発見」)
    課題1のチャレンジを、リモート会場で見学できます。直接ロボットを見ることはできませんが、チームがリモートで操作する様子や、監視カメラの映像を見ることができます。運営スタッフよりコンテストの説明やこれまでの実績を説明します。

  • ● 会場:

    ①②上士幌町「かみしほろイノベーションサイト」集合
    ③ FEEEP 上野店 集合

  • ● 定員:

    ① 5名 / ② 5名 / ③ 3名(先着順)

  • ● 参加費:

    無料

  • ● 申込方法:

    下記事項をメールにて送付ください。
    宛先:info@japan-innovation-challenge.com
    件名:「JIC2025 見学会参加申込」
    ・氏名(ふりがな)
    ・所属
    ・希望する見学
    ・当日連絡先(携帯電話)

  • ● 締切:

    2025年9月30日(火)17:00
    ※定員に達し次第終了

コンテスト参加について

●募集要項

募集は終了しました。

●参加申込み方法

募集は終了しました。

企画書提出期間:2025年6月1日(日)~2025年6月30日(月) 13:00
提出先:inquiry@japan-innovation-challenge.com

シナリオ

十勝氏は友人とある秋の日に山菜採りに行っていた。
初めて入る山であったが友人の案内もあるため軽装で入山した。
足場が悪く地面を見ながら歩いていたところ友人とはぐれていることに気が付いた。

夕方になり友人から山中で十勝氏とはぐれてしまったと救援の通報があった。
はぐれた地点は大まかに分かった。
十勝氏は軽装で入山したため水も食料も十分に持っていない。
ヘリコプターはすぐに日没になるため捜索に向かえない。
救助隊はすぐに日没になるため入山できずに翌朝に備えている。

救助隊は、ロボットを利用した救助を試みることにした。
翌朝の救助のこともあるため、まずは十勝氏の位置を把握することを試みる。
位置を把握できた場合は、救助ロボットを送り込み救出を試みる。
骨折等のためロボットで連れて帰ってくることができない状態も考えられるため、その場合には無線機、水、食料や毛布等の物資を置いてくる。
時間との勝負です。いち早く遭難者を発見し安全に連れて帰ってくることが必要です。さあ、ロボットの出発です。

スケジュール

  • 企画書提出期間:2025年6月1日(日)~2025年6月30日(月) 13:00
  • コンテスト準備日・前夜祭:2025年10月17日(金)
  • コンテスト実施日:2025年10月18日(土)、2025年10月19日(日)の2日間
  • 表彰式:2025年10月20日(月)

競技会場

競技エリア:北海道河東郡上士幌町の町有林
リモート会場FEEEP(フィープ) 上野店

課題

  • Mission1 発見

    山中に設置されたマネキンを発見し、位置情報と写真を取得する

    賞金
    500万円
    達成チームで分配
  • Mission2 駆付

    競技時間内に捜索エリア内のマネキンへレスキューキットを届ける

    賞金
    300万円
    達成チームで分配
  • Mission3 救助

    マネキンを救助し指定の場所まで搬送する。

    賞金
    2000万円
    達成チームで分配

参加チームの選考について

参加チームは、課題達成に向けた企画書を提出してください。
企画書の内容に技術面や安全面等で課題がある場合には、参加を認めない場合があります。企画書の内容は、審査にのみ使用し外部には公開しません。

FAQ

  • 課題について
  • 競技全般
  • その他
「救助」のマネキンの近くまでロボットが近づいて、そこからはチームメンバーがマネキンをロボットに乗せてもいいでしょうか?
いいえ。マネキンをロボットに乗せる行動もロボットが自立して行わなければなりません。
また、準備時間以外にチームメンバーが競技エリアに立ち入ることは失格となります。
「救助」のマネキンを紐で引っ張ってロボットに乗せてもいいでしょうか?
はい。課題達成には、マネキンが受ける衝撃値等が達成基準を満たす必要があります。
「救助」において、 競技エリア内に無人の無線中継局を設置することは可能でしょうか。
競技開始時間以降、ロボットが運んで設置することが可能です。競技開始時間以降であっても人は競技エリアに入ることができません。また、設置物は競技当日中に撤去できるものとします。 企画書にはそれらの情報をご記載ください。
「発見」と「駆付」のマネキンの特徴について詳しく教えてください。
全てのマネキンは体温を持ち、30メートル離れても聞こえる程度の音声を出します。また、マネキンによっては手を振る機能を持ちます。

最新情報
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